Top / news / 2008-03-16

レンジで電球チン

先日少し紹介しましたが、イギリスのBrainiacという「擬似科学」を扱うエンターテインメント番組の映像です。


これは危険な実験だから、家ではやらないでね。

ほんとにダメだからね!


電球には、アルゴンガスという不活性ガスが封入されています。

アルゴンガスがレンジの「マイクロ波」で励起されると 光を発します。

そしてフィラメントが燃えて、温度がどんどん上がっていきます。

するとアルゴンガスの体積が膨張し、ついにはガラスが勢い良く割れます。


この実験は我々がやったから、絶対に家ではやらないでね!

ほんとにダメですよ。


とのことです。


「マイクロ」とは、電波の中で最も短い波長域であるという意味で、10-6を表す国際単位系(SI)の接頭辞「マイクロ:μ」とは無関係だそうで、明確な定義がある用語ではなく、一般的には波長100μm~1m、周波数300MHz~3THzの電波(電磁波)を指すそうです。


電子レンジの原理として、水分子の双極子モーメントと電場の相互作用が起こり「個々の水分子が振動することで熱を発する」みたいに説明されることがあります。しかしこの説明、実はおかしいそうです。水分子の双極子モーメントを励起させるには、レンジから出るマイクロ波の周波数を二桁増さなくてはいけないそうです。


実際には、水素結合したたくさんの水分子が、電場を与えることで分極を起こし、その分極が電場の動きに遅れることによってエネルギーの散逸が起こり、温度が上昇するようです。つまり、個々の水分子が電場と共鳴振動して温度が上がるわけではなく、個々の分子は乱雑に運動を行っているんですね。水分子全体の分極が、電場の変化にいい具合に遅れるていることが、温度を上げる原因のようです。

参考:お茶の水女子大学 冨永研究室のサイト


それにしても、ダメって何度も言われると「あれ?やらなくちゃいけないのかな?」って気になるのは、私だけではないでしょう。y

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